能率談義 5   まず,標準をつくる

 経済の先行き不安の時代にあってはコスト低減,ローコストオペレーションは,経営の重要課題です。その取り組みのスタートは,仕事のムリ・ムダ・ムラを省いての能率向上にあります。

 マニュアルセミナーでは,業務のマニュア化,あるいは現在使われているマニュアルの見直しを通じて現行のムリ・ムラ・ムダを洗い出し~問題点の見つけ出し~能率向上,そしてマニュアル作成の一連の手順を通じてのコスト低減を考えます。

 「能率とは何か」について,「能率の父」といわれた上野陽一(産業能率大学創立者)先生の言葉に基づいて解説しています。

どうすれば能率の実現ができるか
 それでは、どうすれば無駄や無理のない、すなわちムラのない状態を作りだすことができるのでしょうか。
           
①まず標準を作る 
 今まではバスと定員の例で説明してきたが、今度はお風呂の例について考えてみましょう。オフロの能率ということは、最も適当な温度を保ってそれにはいるということである。しからば最も適当なる温度とは何であるか。衛生からみ、季節から考え、体質にてらして、最も適当なる温度を定める。たとえば摂氏41度がよいと定めます。これがすなわち標準を作ることです。

 電車は速く安全に人を運ぶための手段です。それならば特急列車は一時間何キロの速さで走ればよいのでしょうか。列車の重さ、レールの重さ、モーターの馬力、勾配、カーブなどいろいろな要素を考え科学的に調査して、一時間160キロと決定したとすれば、それはすなわち速さに関して標準を作ったといえます。
 標準を作るには、科学的に、技術的に、事実を分析研究し、経験を重ねてはじめてできることです。
                                       (続く)




マニュアルのつくり方・生かし方
PHP研究所
小林 隆一

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