マニュアル有用論-1

 2008年11月3日号の「日経ビジネス」の巻頭で、慶應義塾大学名誉教授のM先生(マーケティング研究の第一人者)は『戦後、日本を悪くしたものが3つあります。「能率」「マニュアル」「標準化」です』と述べておられます。
 
 その主旨は、『マーケティングは「愛」がなければいけない。カスタマーハピネスを追求すべき。経営側の都合を優先するような効率化路線が、商売のコモディティー化ひいては人間のコモディティー化を招いてしまった』とありました。その原因の一つに「マニュアル」をあげて,その弊害を説いておられます。確かに,流通業界において信奉者の多い「チェーンストア理論」では,“マニュアル”を,「例外を許されない絶対唯一の取り決め」と,定義してきました。

 M先生の批判の的は,スーパーや外食チェーンでの“融通の効かない杓子定規な対応”にあります。そして,その原因がそこで使われている作業手順書としてのマニュアルを念頭に置いてのご批判と推察します。
 
 

 M先生のようにマニュアル否定論者もおられるし,マニュアルを否定している企業もあることは事実です。こうした現状を踏まえて,2010年12月刊行の『「身の丈」を強みとする経営』では,“マニュアル有用論”を展開しています。


 ⇒ 「身の丈」を強みとする経営 ―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」―http://kobayashi.clever.mepage.jp/book-2/minotake.html

 「身の丈」を強みとする経営 ―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」― 消費も市場も縮むなか,長期にわたり高収益を持続する小売業もある。キーワードは「がんばらない」「革新」「時代対応」そして「人材育成」である。店の大型化や安売り・値下げを競う体力勝負の消耗戦からいち早く抜け出した個性派企業の“考える経営”に学ぶ生き残り戦略。

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1,470円(税込) 四六判 並製 256 ページ 978-4-532-31671-6 2010年12月17日発売予定







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