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<<   作成日時 : 2018/11/19 13:48   >>

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生産性と経営効率
          『稲盛和夫の実学』p80〜p81 稲盛和夫著 日経ビジネス文庫刊   

 創業間もないころ,初めて米国を訪問した際に,競合するアメリカのセラミックメーカーの工場を見学する機会があった。そこには最新のドイツ製の素晴らしいプレス機械が整然と並び,リズミカルに動いていた。京セラでは,自ら設計したプレス機械を懸命に動かして苦労していたころである。

 最新鋭の工場を見て回りながら,ドイツ製の機械はスピードといい,性能といい素晴らしいのに驚き,「この機械は一台,いくらするんですか」と訊ねると,そこの工場長が,目の飛び出るような値段を答えた。そのときすぐに,私はこう考えた。「こんなに高価な機械だが,一分間で一体何個つくっているのだろう。京セラで動いている自作の機械でもこの半分は生産をしている。つまり,生産性は半分はある。この設備の投資総額に比べて,その何十分の一の値段の機械の生産性が半分あるなら,設備投資の効率から言えば,自作の機械の方が勝っているのではないか」

 普通は,あまりそういう計算はせず,最新鋭の機械がなめらかに動いているのを見て,これに追いつかねばならないと,一日も早くその機械を導入することを考えるのではないだろうか。そのような設備投資を行えば,生産性それ自体は必ず向上するであろうし,最先端の技術を使っているという満足は得られるかもしれない。しかし,実際はそれがそのまま経営効率の向上につながるとは限らないのである。こういった見えを張った過剰な設備投資を繰り返していくことは,かえって経営体質を弱めることになるし,限られた経営資源を大事に生かすということにもならないのである。


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