校正とは

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┗■ 校正とは何でしょうか

 校正とは、原稿と校正刷りを照らし合わせて、誤りや不備などを校正刷りの上に訂正指示する作業をいいます。これは、文字が原稿通りになっているかどうかという確認だけではなく、原稿上の組版指定通りに、また組版ルール通りに組まれているかの確認を含んでいます。
 さらに原稿の内容にまで踏み込んで、誤記・内容の誤りにまで注意を払う「素読み」 といわれる作業があります。「素読み」 は従来からもいわれてきましたが、FD・電子入稿の増加とともに、さらに重要性を増してきました。FD・電子入稿では原理的には原稿と校正刷りの文字が一致しています。文字列の引き合わせ校正より、誤記・内容の誤りの発見に重点が置かれるようになります。
 各種の辞典を調べてみても、大体同じような解釈がとられています。昔の辞典とはいくらか変化してきているようですが、基本は変わっていません。

 岩波書店 広辞苑第五版
「①文字の誤りをくらべ正すこと。②校正刷を原稿と引き合せて、文字の誤りや不備を調べ正すこと。」

 三省堂 大辞林第二版
「①くらべ合わせて、文字の誤りを正すこと。きょうせい。②校正刷りと原稿とを照合するなどして文字や内容の誤りを正し、体裁を整えること。版下や原画との照合についてもいう。」

 講談社 日本語大辞典第二版
「①書物の字句の異同を考えて正すこと。②原稿と校正刷りを引き合わせて、誤字・誤植・体裁などを正すこと。」

 小学館 大辞泉
「①文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すこと。②印刷物の仮刷りと原稿を照合し、誤植や体裁の誤りを正すこと。」 岩波書店 国語辞典第六版「ゲラ刷りを原稿と比べながら、種種の誤りや不備を正すこと。」

 三省堂 新明解国語辞典第五版
「原稿や原資料などとつき合わせて、文字や図版の誤りを正すこと。」

 集英社 国語辞典第二版
「原稿と引き合わせるなどして校正刷の文字の誤り・体裁・色調などを正すこと。」とあります。大体同じような表現になっていますが、集英社国語辞典では 「色調」が入っています。カラ一の校正刷りを念頭においたのでしょう。

    出典:『校正ハンドブック』 p9~p10 野村保恵著 ダヴィッド社刊


校正ハンドブック
ダヴィッド社
野村 保惠

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