JR東海・のぞみ車内清掃,早業10分に--来年3月からの増便に対応

のぞみ車内清掃,早業10分に JR東海,来年の増便で

 東海道新幹線の車内を清掃する新幹線メンテナンス東海の従業員(JR東海提供) c KYODONEWS 東海道新幹線の車内を清掃する新幹線メンテナンス東海の従業員(JR東海提供)

 JR東海は2020年3月のダイヤ改正で「のぞみ」の運転本数を1時間に最大10本から12本に増便に対応して,清掃時間を短くし,到着後最短で17分かかっている折り返し発車までの時間を2分程度縮める。東京駅に到着した東海道新幹線の車内清掃時間を2分程度短縮し,約10分で終えるようにする。

 2分短縮に向け,座席の肘掛けなどは汚れている場合のみ拭き取ったり,洗面所やトイレの液体せっけんの補充回数を少なくしたりするなど作業内容を見直す。


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┗■ 魅せる清掃

          出典:『新幹線お掃除の天使たち』  あさ出版発行 遠藤 功 (著)  p23~p24

 東京駅の東北・上越新幹線などの折り返し時間はわずか12分。降車に2分、乗車に3分かかるので、清掃にさける時間はわずか7分しかありません。
 その間に、車両清掃、トイレ掃除、コミ出し、座席カバーの交換、忘れ物のチェックなどを完璧に終える。それがテツセイの車両清掃チームの任務です。
 1チームの基本編成は22人。お客さまが降車を終えると、すばやく車内に入り込み、てきぱきと自分の持ち場での仕事にとりかかります。
 乗客として駅のホームで乗車を待っているときには、7分は長く感じられますが、清掃する立場からすれば7分はアツという間。
 その限られた時間内に、おざなりの清掃ではなく、快適な空間を整えなくてはならないのです。
 のんびりとした気持ちで清掃をしていたのでは、とても終えることはできません。
 普通車は原則1両を1人で担当します。客席数は約100。約25mの車両を突っ切り、座席の下や物入れにあるゴミをかき集めていきます。
 ボタンを押して、座席の向きを進行方向に変えると、今度は100のテーブルすべてを拭き、同時に窓のブラインドを上げたり、窓枠も拭いたりします。座席カバーが汚れていれば、それを交換するのも彼らの仕事です。
 その仕事ぶりを監督するのは、現場のリーダーである主任とベテラン社員。仕事が遅れていたり、不慣れな新人がいる場合には、見守っているだけではなく、ただちに助け船を出し、最後の確認作業まで行います。
 トイレ掃除に携わるスタッフもいます。どんなにトイレが汚れていても、7分以内で完璧に終えなくてはなりません。時には、ひどい汚れがこびりついていることもありますが、それでも彼らは与えられた任務を完遂します。
 列車ダイヤの乱れで、新幹線の到着が遅れることもままあります。そんなときは7分という時間さえ確保できません。間に合わないと判断すれば、詰め所にいる他のチームが助っ人として急行します。
 世界最速と言われる「魅せる清掃」。そのチームワーク、そして一人ひとりの責任感、プロ意識に私はすっかり魅せられてしまいました。



新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?
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奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り
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