生産性向上のヒント満載 『Google流 疲れない働き方』



 日本生産性本部の調査によると、2017年の日本の時間あたり付加価値労働生産性は47.5ドル、これはOECD加盟国36ヵ国中20位でした。主要先進7ヵ国の中では、1970年以降最下位が続いている状況です。IMFによる1人当たりの名目GDPでは,日本は世界第22位(2016年)にすぎません。 「労働生産性」は,時間当たりにどれだけの付加価値を生み出せたかという値ですから、日本人はとても非効率的な働き方をしているということになります。
 本書『Google流 疲れない働き方』は,著者ピョートル・フェリークス・グジバチがグーグルで経験した「Google流の疲れない働き方」と,自身の経営する会社の実践例を示し,〝日本組織における生産性の高め方”を提言しています。 

  もくじ
 序章  皆さん,疲れすぎていませんか?
 第1章  時間のマネジメントから,「集中力」のマネジメントへ
 第2章  疲れず生産性を上げる「ネネルギー」と「感情」のマネジメント
 第3章  確実に自分をチャージする食事・睡眠・運動の習慣
 第4章  疲れる組織と疲れない組織
 第5章  疲れない働き方   --意義を見つける-


 示唆に富む本文の一部を抜粋,引用して紹介します。

  問題提起 「なぜ,遊んでいるグーグル社員は高いアウトプットを出すか」 p14

 10年ほど前、僕は外資系の投資会社に勤めていたのですが、同じフロアに結構大きな日本企業の本社オフィスが入っており、社内の様子がよく見えました(入口がオープンだったのです)。
 オフィスにはぎっちりとデスクが詰め込まれており、隣り合った社員は肩を突き合わせるようにして、身を締めながら作業をしていました。それに比較すると、僕が勤めていたオフィスの机は広々としていて私物の本や写真も置けましたから、「ずいぶん窮屈そうだな」 と同情したものです。そして、その日本企業の社負は集中しているというより、緊張した顔をしていました。
「いつもそんなに張り詰めた顔で、いったいどんな仕事をしているんだろう」 と僕はいつも不思議に思っていたものです。
 正午になると、その会社は昼休みを知らせるチャイムを鳴らしました。すると、社貞はいっせいに立ち上がり、エレベータの前に並んでランチを食べに出かけようとします。そして13時になると、全員がやはりいっせいに戻ってくる。
  これには、僕らも大いに困りました。外に出たいと思った時、運悪くその会社の昼 休みに当たると、エレベータの前でずっと待ち続けなくてはならなかったんです。
  言い方は悪いですが、こんな非効率な働き方は拷問でしかないと僕は思っています。

 
  生産性向上のポイント!!   疲れている時は頑張らない  p72

 これもエネルギーのマネジメントの一つですが、疲れた時は頑張らないというのも仕事のコツです。
 疲れていると、頭が回らなくて、同じことしか繰り返せなくなり、ついどうでもいい単純な作業ばかりをやることになってしまいます。どうでもいい仕事にエネルギーを使って、気がついたら結構残業をしてしまったなんて、もったいないと思います。
 無駄な仕事をするくらいなら、「今日は疲れてるから、オフィスの片付けをやる」「頭が回らないから、頭を使わなくてもできる仕事をする」と、そんなふうに割り切って、仕事を切り替えたほうがはるかに効率的です。
 僕が日本のサラリーマンを見ていて不思議に思うのは、「今日は頑張っても自分は結果が出ない」とわかってるのに、頑張ってしまう。もしくは、頑張っていることを、 人に見せなければならないと感じている、ということです。
  でも、疲れている時は頭が働きませんから、結果として、頑張っているのに大した 仕事はできないものです。
  だったら、整理整頓の時間にするとか、休憩して自分を整えるとか、そういう時間 の使い方をしたはうがよっぽどいいのです。


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