東北、上越、長野などの各新幹線で、システム障害
今年の1月17日に東北、上越、長野などの各新幹線で、システム障害で一時的に列車の運行ができなくなった。トラブルは17日午前8時23分ごろに発生。新幹線運行本部総合指令室に置かれたダイヤ表示用モニター22台が、一斉についたり消えたりしたたため、全線の運行を停止。その後システムの正常作動を確認し、試験運転を実施した上で午前9時38分に全線を復旧させた。
東北、上越、長野などの各新幹線で1月17日、システム障害で一時的に列車の運行ができなくなった問題で、JR東日本では「別のトラブルが起きるリスクがある」として、予備システムへの切り替えを行っていなかった。
その後、障害が短時間で自然復旧したため、同社では原因が特定できないまま、問題が起きたメーンのシステムで運行再開を決めていた。
JR東日本の新幹線総合管理システム「COSMOS(コスモス)」は、システム障害などを想定して、同じ機能を持つ予備機がある。障害発生時には、システムが自動的に原因を特定した上で予備システムでの運用に移行する仕組みで、担当者の判断で手動でも切り替えが可能である。
◆JR東の新幹線システム障害、原因は処理限度値のオーバー
JR東の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害の原因は、ポイント不転換が発端となって必要になった列車のデータ修正がシステムの限度値を超えてしまったためだった。
▼対策
JR東日本の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害の原因は、輸送障害の発生で必要になった後続列車のデータ修正数が、システムの限度値を超えたためだったと発表した。今後は修正時の入力方法を改善するほか、限度値を超えても問題が発生しないようにシステム改修を検討する。
「データ修正が必要な箇所」が多く発生するケースのイメージ(ニュースリリースより) JR東日本によると、この日午前7時に東北新幹線の新白河駅、午前7時43分に福島駅でポイントの不転換が発生したのが発端だった。障害発生により列車が駅間で停車するのを避けるため、24本の列車に対し各駅に停止させるよう、運行管理システム「COSMOS」への変更入力を午前8時ごろから短時間に実施した。
変更入力を行うと、予想ダイヤに対しデータ修正が必要な箇所を表示する仕組みになっている。例えば、「やまびこ1号」をA駅の1番線に停止させる場合、1番線に到着する後続の3号、5号、7号……は番線が重なるため、後続の各列車について「1番線に停止する」というデータを修正する必要が出てくる。これを「データ修正が必要な箇所」としてシステムが表示する仕組みだ。
COSMOSが2008年5月にリニューアルした際、予想ダイヤの範囲を従来の4時間先から終日に拡大した。データ修正が必要な箇所は1分ごとにチェックしている。その件数には限度値があり、データ修正が必要な箇所が600件を超えると、予想ダイヤを表示できなくなる仕組みになっているという。
この日、24本の列車に対し短期間で変更入力を実施したため、データ修正が必要な箇所が一時的に600件を超えてしまい、予想ダイヤを表示できなくなったのが今回のトラブルの原因だった。障害原因が不明ながら「自然復旧」したのもこのためとみられる。
対策として、今回のケースのようにデータ修正が必要な箇所が多く生じる入力を連続して行う場合、修正箇所を解消した上で新たな入力を行うように改める。またデータ修正が必要な箇所が600件を超えても予想ダイヤを表示できるようにプログラムを改修することを検討する。
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260万人の朝の足を直撃 プログラムに潜んだ“魔物”
8都県260万人に影響した自動改札機の不具合。製造元によると「送信データがある長さ、ある件数」の時に発生する「レアケース」なプログラム不具合が原因だった。
2007年10月12日 20時46分 更新
トラブルを説明する日本信号の柏倉光行常務=13日夕、東京・丸の内の同社 週末の朝、260万人の足を直撃したのはプログラムに潜む“魔物”だった──10月12日朝、JR東日本や東京メトロなどの8都県662駅で自動改札機が起動しなかった原因は、「レアケース」という改札機の不具合だった。
同日早朝、SuicaとPASMOに対応した16事業者662駅で、日本信号が製造した自動改札機4378台(PASMO 470駅3050台、Suica192駅1328台)が起動しない不具合が発生。通常は駅構内のサーバから集中的に起動する仕組みだが、これが不可能に。各駅はサーバから改札機を切り離し、単体起動に切り替えるなどして対応。午前11時までに全面復旧したが、PASMOで約160万人、Suicaで約100万人の客に影響が出た。
日本信号によると、現時点で判明しているのはこうだ。原因は自動改札機のICカード判定部の不具合。判定部には毎朝、サーバから起動用データの1つとして、「ネガデータ」(ネガティブデータ)と呼ぶ、旧式カードや不正カードなど、改札を通過できないカードを認識するためのデータを送信している。この朝もネガデータを送信したところ、判定部がネガデータをメモリに読み込む際に不具合が発生。処理がそこでストップし、起動しなかったという。
ICカード判定部(同社資料より) 調べたところ、ネガデータに「ある長さ、ある件数」といった条件が重なった時、データが読み込めなくなるプログラム不具合が判定部側にあることが判明。このため、判定部はエラーを返しながらネガデータ読み込みのリトライをひたすら繰り返す状態に陥り、起動処理が止まった。
ネガデータはPASMOとSuicaの相互接続が始まった3月18日以降に追加されたデータだという。ネガデータに対応するため、相互接続時にプログラムも変更していたが、そのプログラムに不具合があった。更新までに1年ほどあったというテスト期間では“魔物”は見つからず、運用開始から半年以上経ったこの日の朝、本番環境で判明するという最悪の事態になった。
同社の柏倉光行常務は13日夕方会見して経緯を説明し、「社会的なインフラを受け持つメーカーとして重く受け止めている。申し訳ございません」と謝罪した。
ネガデータにダミーを挟むなどして条件を変えれば問題なく読み込めることは分かっているため、当面、始発前にネガデータをシミュレーション環境でテストした上で各改札機に流すようにする。このため、13日から通常通りの起動が可能になるとしている。プログラム改修は13日中にも行う。
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第62回 2011年10月18日~19日
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東北、上越、長野などの各新幹線で1月17日、システム障害で一時的に列車の運行ができなくなった問題で、JR東日本では「別のトラブルが起きるリスクがある」として、予備システムへの切り替えを行っていなかった。
その後、障害が短時間で自然復旧したため、同社では原因が特定できないまま、問題が起きたメーンのシステムで運行再開を決めていた。
JR東日本の新幹線総合管理システム「COSMOS(コスモス)」は、システム障害などを想定して、同じ機能を持つ予備機がある。障害発生時には、システムが自動的に原因を特定した上で予備システムでの運用に移行する仕組みで、担当者の判断で手動でも切り替えが可能である。
◆JR東の新幹線システム障害、原因は処理限度値のオーバー
JR東の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害の原因は、ポイント不転換が発端となって必要になった列車のデータ修正がシステムの限度値を超えてしまったためだった。
▼対策
JR東日本の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害の原因は、輸送障害の発生で必要になった後続列車のデータ修正数が、システムの限度値を超えたためだったと発表した。今後は修正時の入力方法を改善するほか、限度値を超えても問題が発生しないようにシステム改修を検討する。
「データ修正が必要な箇所」が多く発生するケースのイメージ(ニュースリリースより) JR東日本によると、この日午前7時に東北新幹線の新白河駅、午前7時43分に福島駅でポイントの不転換が発生したのが発端だった。障害発生により列車が駅間で停車するのを避けるため、24本の列車に対し各駅に停止させるよう、運行管理システム「COSMOS」への変更入力を午前8時ごろから短時間に実施した。
変更入力を行うと、予想ダイヤに対しデータ修正が必要な箇所を表示する仕組みになっている。例えば、「やまびこ1号」をA駅の1番線に停止させる場合、1番線に到着する後続の3号、5号、7号……は番線が重なるため、後続の各列車について「1番線に停止する」というデータを修正する必要が出てくる。これを「データ修正が必要な箇所」としてシステムが表示する仕組みだ。
COSMOSが2008年5月にリニューアルした際、予想ダイヤの範囲を従来の4時間先から終日に拡大した。データ修正が必要な箇所は1分ごとにチェックしている。その件数には限度値があり、データ修正が必要な箇所が600件を超えると、予想ダイヤを表示できなくなる仕組みになっているという。
この日、24本の列車に対し短期間で変更入力を実施したため、データ修正が必要な箇所が一時的に600件を超えてしまい、予想ダイヤを表示できなくなったのが今回のトラブルの原因だった。障害原因が不明ながら「自然復旧」したのもこのためとみられる。
対策として、今回のケースのようにデータ修正が必要な箇所が多く生じる入力を連続して行う場合、修正箇所を解消した上で新たな入力を行うように改める。またデータ修正が必要な箇所が600件を超えても予想ダイヤを表示できるようにプログラムを改修することを検討する。
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260万人の朝の足を直撃 プログラムに潜んだ“魔物”
8都県260万人に影響した自動改札機の不具合。製造元によると「送信データがある長さ、ある件数」の時に発生する「レアケース」なプログラム不具合が原因だった。
2007年10月12日 20時46分 更新
トラブルを説明する日本信号の柏倉光行常務=13日夕、東京・丸の内の同社 週末の朝、260万人の足を直撃したのはプログラムに潜む“魔物”だった──10月12日朝、JR東日本や東京メトロなどの8都県662駅で自動改札機が起動しなかった原因は、「レアケース」という改札機の不具合だった。
同日早朝、SuicaとPASMOに対応した16事業者662駅で、日本信号が製造した自動改札機4378台(PASMO 470駅3050台、Suica192駅1328台)が起動しない不具合が発生。通常は駅構内のサーバから集中的に起動する仕組みだが、これが不可能に。各駅はサーバから改札機を切り離し、単体起動に切り替えるなどして対応。午前11時までに全面復旧したが、PASMOで約160万人、Suicaで約100万人の客に影響が出た。
日本信号によると、現時点で判明しているのはこうだ。原因は自動改札機のICカード判定部の不具合。判定部には毎朝、サーバから起動用データの1つとして、「ネガデータ」(ネガティブデータ)と呼ぶ、旧式カードや不正カードなど、改札を通過できないカードを認識するためのデータを送信している。この朝もネガデータを送信したところ、判定部がネガデータをメモリに読み込む際に不具合が発生。処理がそこでストップし、起動しなかったという。
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第62回 2011年10月18日~19日
第63回 2012年 2月21日~22日
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⇒ 「身の丈」を強みとする経営 ―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」 消費も市場も縮むなか,長期にわたり高収益を持続する小売業もある。キーワードは「がんばらない」「革新」「時代対応」そして「人材育成」である。店の大型化や安売り・値下げを競う体力勝負の消耗戦からいち早く抜け出した個性派企業の“考える経営”に学ぶ生き残り戦略。

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