安心できる安全とは ?

安全とは?
  出典:『安心できる安全のための本』 日本工業出版刊 古谷・中西・山本 共著 平成30年5月

安全」とはどういったものなのでしょうか。
 身近なところで、国語辞典をみてみます。
「安らかで危険のないこと。平穏無事。物事が損傷したり危害を受けたりするおそれのないこと。(広辞苑)」
 「危険がなく安心なこと。傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配のないこと。また、そのさま (大辞泉)」

 このように、国語辞典では、「安全」と 「安心」を関係つけて説明しています。確かに、多くの人は、「安心」を得たいという思いから、安全を願い、そして心がけます。しかしながら安全と安心を一緒に遣ってしまうと、「安心のために安全を」 と 「安全とは安心なこと」 という二つの概念が、堂々巡りになってしまうのではないでしょうか。

 "安全"と”安心”とは対で使われることが多々あります。この二つの言葉の意味は似ていますが、その意味、使われ方は異なります。〝安全〟は、比較的、工学的な分野で、統計的なデータと共に、客観的な事物の特質、状態などを表すのに多く使われているのに対し、

〝安心〟は、主観的な心情の意味合いが強いのではないかと考えられます。技術的な意味合いが強い安全と、心理的な意味合いが強い安心を一緒に扱うことには問題があるかもしれません。しかしながら、また、〝安全と安心″を切り離して考えることも無理があるのではないでしょうか。客観的なデータをもとにした安全対策の技術、考え方を、主観的な意味合いが強い安心が得られるよう、両者を整合させることが必要ではないでしょうか。



安心できる安全のための本
日本工業出版
古谷 隆志

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